せんせいの時間

竹書房の4コマ漫画は大好きだし、ももせたまみの功績も力量も文句はないのですが、アニメ化ということであずまんが的な盛り上げ方をしようとしているのであれば、それはちょっと厳しいのではと言わざるをえない。
ヲタクしか読まない雑誌から発生したあずまんがと、いわゆる4コマ雑誌から発生したももせとは全く別物であります。
性同一障害高校生がいたり漫研カップルをだしたりして異色感を出しておきながら、漫画の作りとしてあくまで常識的なももせ漫画は、やはり一般人向けな、ある意味安全な漫画なのだと思う。どうしても今どきの高校を部隊にした『あたしんち』的なイメージが拭えない(あたしんちも数回しか見たことないので推測ですが)。もちろんそれが悪いわけではないけど。

ちなみにアニメ版あずまんがは、漫画を再現するという意味ではやはり厳しかったと思うんですけど、キャラクターを掘り下げるサブストーリー的な話はものすごく良かった。特に神楽はアニメ版の方が断然味がある。