ウルトラQ:女の子とミュージシャンの話

うーん、星新一にこんなショートショートあったような。現実でぱっとしない男が突然現れた不思議な少女に慰めてもらうが、実はその少女は…という話。
なんというか全体的にヌルかったと思う。


この新ウルトラQで思うのが、今見ている僕なんかはこの新ウルトラQをけっこうヌルく感じてしまうんだけど、もしも僕が旧ウルトラQ(キューウルトラキューって何か変だ)を当時、33歳という年齢で見ていたら、同じようにヌルく感じてしまったのではないだろうか?ということ。
つまりは古典の名作という刷り込みをされている旧ウルトラQを、無意識の内に面白いものとして認識しているんじゃないのかなーという話。
新作のスタッフだって旧作に負けないものを作ろうと頑張っているはずだし、技術だって上がっているはずだ。簡単に『旧作の方が面白いね』とは言いたくない。
白黒フィルムによる陰影の深さから感じる違和感、恐怖感でボーナスをつけ過ぎているんじゃないかと考えさせられる。あーでも怪獣のデザインは成田亨の力が大きいからなー。来週に出てくる怪獣とかもどうも不安でしょうがありません。